【SM全国ダブル】ボーマンダカプ・コケコ+バンギラスルガルガン
第6回SPLオフ優勝構築
2017-9-8 追記:シーズン5レーティングバトルでは54-14でレート2007まで上げられました。
前書き
お久しぶりです。ゆぶねです。
7世代ダブルの構築を組むにあたって
- 地面枠に霊獣ランドロス、鋼枠にヒードランを採用したスタンダードパーティが多く、高速いわなだれ連打が刺さっていること。
- ガーディアン・デ・アローラ+全体技のギミックが強いと考えたこと。
の2点からタイトルの4匹を軸とした構築を組んでみました。
今回のSPLオフダブルの部(64人規模)では予選6-1で1位抜け、決勝トナメ4-0で優勝することが出来ました。以下がその構築となります。
使用構築
個別解説
ガラガラ(アローラのすがた)
図鑑番号の関係で最初に紹介しますが、ガラガラを採用したのは一番最後です。
最初はここにポリゴン2が入っていたのですが、レートで回していて全く選出する機会がなかったので代わりを探すことにしました。
ここに欲しい条件を上げてみたところ
- ちいさくなるラッキー構築に負けない要素(ほろびのうた、一撃技など)を持てること。
- クチートトリパへの抵抗手段になれること。
- 相手のカプ・コケコの選出、およびデンキZの選択を躊躇させることができるよう特性がひらいしんであること。
の3点が挙げられました。
その中で一番ほかの5匹と相性がよさそうなポケモンとしてガラガラを採用することに決めました。
上記の理由からほろびのうたの採用が決定。
クチート、ギルガルドを処理するためのフレアドライブ。ヒードラン、ガオガエンへの打点としてホネブーメラン。みきりを遺伝させ忘れたので泣く泣くまもると技構成はすんなり決まりました。
配分はクチートより遅くなるため、ほろび判定に強くなるなど考え最遅。
硬いガラガラが強いと感じたので最低限の火力を確保して耐久に回しました。もう少しBに割いてもいいと思います。
バンギラス
すなおこしであること、単純に最も単体性能の高い一致いわなだれ使いであることから採用を決定。
中速に固まりがちなガルーラスタンなどに対して上からいわなだれを打つためにこだわりスカーフを持たせました。
6世代からスカーフバンギラスはメガボーマンダとの相性の良さで知られていましたが、7世代でも相性の良さは健在であると感じました。
技構成は採用理由からいわなだれが確定、残りは詰めの場面で欲しい技を挙げていったところ
とすんなり決まりました。
ボーマンダ
カプ・コケコのガーディアン・デ・アローラに合わせる全体技使いとして最も強そうだったので採用しました。
採用理由からハイパーボイスは確定。立ち回り上必要なのでまもるも確定。
カプ・コケコのしぜんのいかりと合わせてギルガルドを処理するルートを取るためにだいもんじ。かえんほうしゃだと火力が足りません。
ラストはミラー意識のりゅうせいぐんも候補でしたが、バンギラスルガルガンカプ・コケコテッカグヤと軒並みボーマンダに強めなので汎用性の高いすてみタックルとしました。
配分ですが、
- Sは削れない。
- ランドロスへのハイパーボイス、ギルガルドへのだいもんじのダメージを考えてCも削れない。
- いのちのたま、こだわりメガネなどを持つカプ・コケコの10まんボルトを考えてDに下降補正はかけられない。
と考え、おくびょうCSで採用しました*1。
ルガルガン(まひるのすがた)
S112族!すなかき発動でさらに倍!タイプ一致いわなだれ!強い!これは使うしかない!
ということで採用しました。
持ち物ですが、怯ませることで行動保証を得られるのでまもるが必要がなく、いわなだれしか押す気がなかったためこだわりハチマキ。
技構成は採用理由からいわなだれが確定。
残りはストーンエッジやほのおのキバなども試しましたが、かみくだく、かわらわり、アクセルロックが一番しっくり来たのでこれにしました。
配分は非砂下でも最低限の働きができるように最速。これによってガルーラサンダーのような初手にねこだましおいかぜをされても次のターンに上を取って行動できる恩恵がありました。
特に考えず残りはAぶっぱで使用していましたが、A-1霊獣ランドロスのばかぢから耐え、こだわりメガネカプ・レヒレのダブルダメージだくりゅう耐えまで耐久を上げても強いと感じました。
カプ・コケコ
ガーディアン・デ・アローラを使えるポケモンの中で最も速いので採用。
ガーディアン・デ・アローラは無効タイプが存在せず、相手のHPを3/4削るZ技で、そこにボーマンダのハイパーボイスを合わせることで多くの相手を処理することができます。
特にタイプ相性が関係ないというのが強力で、何度もでんき技読みで繰り出されるランドロスを葬り去ることに成功しました。
持ち物は採用理由からカプZで確定。
技構成は採用理由からしぜんのいかりは確定。立ち回り上必要なのでまもるも確定。削った相手を処理するための10まんボルトも確定。
と3つはすんなり決まり、ラストはラグラージ意識でくさむすびとしていましたが、ガーディアン・デ・アローラを打てばいいと気付いたので面倒なS操作を止めるためにちょうはつとしました。
配分ですが、しぜんのいかりの存在からCに振る必要性が薄いと考えHSとしました。
SPLオフ決勝ではバンギラスのA-1いわなだれを3耐えするなどこの配分が生きたと思います。
テッカグヤ
軸の4匹を決めた段階で、こだわりスカーフカプ・テテフや霊獣ランドロスなどへ後投げできる駒が欲しいと考え、候補に挙がったポケモンの中で最も強そうだったので採用しました。
テッカグヤを採用することで3匹で障害を倒してテッカグヤで詰める試合プランを立てることができるようになり、それを意識してやどりぎのたね+たべのこし型での採用としました。
技構成は上記の理由からやどりぎのたね、まもるは確定。カプ・テテフを処理するためのヘビーボンバーも確定。
最後にみがわりも候補でしたがナットレイを意識してかえんほうしゃとしました。
配分はよくわからなかったのでHDにとりあえずぶっぱして使っていましたが、ビーストブーストが発動するとヒードランなども詰められるようになるのが強力と感じたので正解でした。
基本選出
相手の初手にねこだまし+S操作が想定される場合、ボーマンダカプ・コケコを通すことができないのでこの選出をします。
いわなだれ連打でわからせていきます。最終的にテッカグヤの処理ルートを全て潰す、もしくは有利対面からビーストブーストを発動させてテッカグヤを突破不能にすることを目指して立ち回ります。
この選出をするときはだいたいアドリブなので、むつかしいでつね。
ガーディアン・デ・アローラ+ハイパーボイスが通せそうな場合にする選出。
相手にカプ・テテフやサーナイトのようなフェアリー、ギルガルドやメタグロスのようなはがねタイプのポケモンが見えたらこの選出をします。
同じくガーディアン・デ・アローラ+ハイパーボイスが通せそうな場合にする選出。
テッカグヤに対して打点を持つ駒が多く、詰めが狙えない時にする選出です。
積極的に全体技を選択することでルガルガン圏内に押し込みます。
得意な構築と苦手な構築
ガルーラスタン、リザードンスタン、カプ・テテフ+メタグロス、その他おいかぜ構築全般には想定通りの動きを通すことができ、有利に試合を運ぶことができました。
苦手な構築は雨パーティ全般です。ボーマンダがれいとうビーム、カプ・コケコがミズZで縛られる。
バンギラスがこだわりスカーフを持っているため初手に置いても天候を取られてしまう、と厳しいため不利な択に勝つ必要があります。
まとめ
- ガーディアン・デ・アローラがマジで強い。もっと使われてもいいと思います。
- みんなが思う以上にルガルガンが強い。あのSからあの火力で一致いわなだれを打てるのは本当に頼りになるなと感じました。
*1:せっかちの方が強いと思ったけど6世代孵化が面倒だったので妥協した